ここにきている閲覧者なら解る事と思いますが、一般的なウェブカメラとは違います。ヨドバシカメラとかそういうところではパソコン関係の店員でも知らない人が前に実際にいました(2009年後半頃)ので一応(繁華街の店員に多い)。一般的なウェブカメラはUSB接続などでパソコンと繋がっていたりしますが、ネットワークカメラは、その名前通り、ネットワークのスイッチなどに接続して使用するカメラです。
簡単に説明すると、普通のウェブカメラ(写真右)はIPアドレスが無く(LAN内から発行されることは無く)、ネットワークカメラ(写真左)はIPアドレスがあります。(IPアドレスの発行にはDHCPを用いるかネットワークカメラに接続してから任意のIPアドレスを設定します。)
PoE対応のネットワークカメラの場合はスイッチとネットワークカメラを接続し、サーバーもしくはPCなどに専用の設定・監視(録画・視聴)ソフトをインストールし使用します。
設定プログラムがある場合は、設定プログラムが自動的にネットワークカメラの初期IPアドレスを見つける事が出来ます。もしくは、ユーザーマニュアルにネットワークカメラの初期IPアドレスが記載されているかもしれません。
監視(録画・視聴)プログラムは有る機種と無い機種が有りますが、たいていは有ります。しかし、複数のネットワークカメラを監視できるソフトが付属している場合もあれば、一体のネットワークカメラしか監視できないソフトしかついていない場合もあり、複数のネットワークカメラ監視ソフトは別途購入の場合もありますので複数のネットワークカメラを設置する時は購入前に事前にチェックをするとよいでしょう。
下図はPoE利用時と利用していないときのネットワークのレイアウト図面です。
PoEを使っていないときのPCネットワーク及び電源配線のレイアウト。ごちゃごちゃしているのがわかるでしょうか。
従来のネットワークスイッチにPoE給電インジェクターを追加した例。既存のスイッチングハブやネットワーク構成をいじくることなくPoEネットワークを形成できるので頭痛の種が減るが、スイッチングハブとPoEインジェクターを結ぶLANケーブルの本数が給電したい機器の数だけ追加で必要になるので少々配線が汚くなる。
PoE給電可能スイッチングハブ利用時のPCネットワークの構成。電源配線がネットワークカメラ側にていらなくなるので配線がすっきりする。PoE対応のIP電話だとACアダプターが付属しない場合が多いので最初からPoEの環境を想定してネットワークを構成するのがいいでしょう。
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