エラーコード 0xc1900208が出てWindows 10にアップグレードできない

古いWindows PC等をWindows 10にアップグレードしようとする時に出るエラーです。エラーが表示される時に下記のように本当に「Something went wrong」(何か違う;何かおかしい)です。原因は結構不明な事が多かったりします。

残念ながらWindows 10アップグレードアシスタントが吐き出すエラーの内容はこの0xc1900208のエラーコードだけであり、具体的にどこを直す必要があるかは教えてくれない。(もう少し親切な設計にすれば良いのにと思ってしまうけど)

性質が悪いのはこのエラーはWindows 10のインストールが89%頃になった時に発生する。

エラーコード 0xc1900208の発生条件

  • 古いWindows PCをWindows 10にアップグレードしようとしている。
  • そのWindows PC自体、かなり久しぶりに電源を入れた。執筆時のWindows PCの環境では約4年半ぶり。
  • 最初の互換性チェックのところは難なくすり抜けているが、あとになって何故か条件を満たしていない。
  • TPMモジュールがインストールされており、有効化されている。
  • 現在使用中のWindowsのファイルがどこかしら壊れている。

検証時の構成

以下の別記事を参照してください。

エラーコード 0xc1900208の問題の解消

問題を解消するには、

  1. TPMモジュールがインストール及び有効かされている場合はアンインストール(重要度:極高)
  2. 古いアプリケーションを最新の状態にする(重要度:小)
  3. もしくは、古いアプリケーションをアンインストールすること(重要度:中)
  4. Windowsアップデートを使用してのエラーの解消(重要度:小~中)
  5. Windows Updateを実行し全てのアップデートをインストール(重要度:中)
  6. システム ファイル チェッカー ツールを使用
  7. Windowsのイメージを修復する
  8. ディスクのエラーチェック
  9. アンチウイルスやインターネットセキュリティー関係のソフトウェアを全てアンインストールする(重要度:高)
  10. Windowsの再インストール(重要度:?)

以上を行う事で基本的には0xc1900208のエラーを回避する事ができる。

1. TPMモジュールをアンインストール・無効化する(重要度:極高)

TPMモジュールとは物理的なセキュリティーチップであり詳しい説明は省くとして企業等で利用されているPCに最初から組み込まれている事が多い。システムの暗号化とか物理的な変更とか色々と守ってくれるみたいだが、Windowsのアップグレード時には無効化しないとWindows 10のアップグレード時には途中でインストールが止まってしまう。

TPMモジュールを無効化やアンインストールしようとする時は気をつけて下さい。なくなっては困るファイルのバックアップ等は必ずするように。

2. 古いアプリケーションを最新の状態にする(重要度:小)

アップデートできるアプリケーションはアップデートしておきましょう。

3. 古いアプリケーションをアンインストールする(重要度:中)

上記#2と真逆ですが、使っていないアプリケーションはアンインストールしておきましょう。

4. Windowsアップデートを使用してのエラーの解消(重要度:小~中)

  1. 英語モードのWindows 7ですが、基本的には日本語モードでも同じ操作です。「コントロールパネル」から「トラブルシューティング」を開き、「システム&セキュリティー」のところでWindowsアップデートを使用してのエラー解決を選択。

    とりあえず、Nextをクリック。

  2. エラーの解決を試みているところ。

  3. エラー解決が終了したら「Windows Updateを開く」からWindowsアップデートを開き、普通にWindowsアップデートを行って下さい。

5. Windows Updateを使用して全てのアップデートをインストール(重要度:中)

Windows Updateはスタートメニューを表示中にWindows Updateと入力すれば出てきます。

その後Windows Updateを実行しWindowsを最新の状態にしてください。

6. システム ファイル チェッカー ツールを使用

基本的にはコマンドプロンプトを管理者権限で開き

sfc /scannow

その後、何もエラーが検出されなければOK。エラーが検出された場合は、そのエラーの修復を試みること。

7. Windowsのイメージを修復する

同じく管理者権限のコマンドプロンプトで

Dism /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth

その後、何もエラーが検出されなければOK。エラーが検出された場合は、そのエラーの修復を試みること。

8. ディスクのエラーチェック

管理者権限のコマンドプロンプトで

chkdsk /f c:

で実行。ファイルが壊れていたりして修復可能ならば勝手に上記コマンドで修復されます。ちなみにWindowsがCドライブ以外にインストールされている場合はC:をWindowsがインストールしてあるドライブに変更してください、「chkdsk /f d:」とかに。

しかし、ディスクが壊れていたりする場合は大量のエラーがでますのでその場合は素直にハードディスクを交換した方が良いでしょう。交換しないままWindowsを使用し続けているとWindowsの誤作動、ファイルの破損、ファイルのさらなる破損など色々と問題がおきます。

HDDが壊れていたとき、HDDの交換をするわけですが、その場合はWindows 10へのアップグレードはそのままできないので、Windows 7やWindows 8/8.1をインストールしてからWindows 10へアップグレードしましょう。もちろん、壊れているHDDで無理やりアップグレードを続行してWindows 10がインストールできた場合、それから新しいHDDに換装してからWindows 10をその新しいHDDにクリーンインストールする事は可能です。

9. セキュリティーソフトを全てアンインストールする(重要度:高)

悪さをしている可能性が高い代表格。本来は守ってくれるのだけれど免疫システムが強すぎると逆に体調を壊したり(エラー)します。

大昔にWindows 95/98を使っているときにノートン先生を入れていましたが、ノートン先生が何をトチ狂ったのかHDDを消去してくれました( ゚Д゚) あの時の事は20年以上経った今でも覚えています。Windows 10等最新のOSでは無駄にアンチウイルスをインストールせずにした方がセキュリティー的には良いらしいですね。ま、これは他の記事でいずれ説明します。

10. Windowsの再インストール(重要度:?)

面倒ですが必要なファイルのバックアップがされているならばWindowsの再インストールをすることで問題が解消されることがほとんどです。遅いPCだと数時間かかりますが、早いPCで行えばWindows 7でも1時間ほど。Windows 10の再インストールの場合だとそれなりのPCだと30~45分程度でインストールが終了します。(Windowsのインストールだけの時間です。別途ドライバーが必要な場合のドライバーのインストールとアプリケーションのインストールの時間は含みません。)

Windows 7をインストールした段階でデバイスドライバーの一覧にたくさん「!」が付いていてもWindows 10のインストールには基本的に問題はありません。Windows 7/8/8.1からWindows 10へのアップグレード時に必ず必要なドライバーは「ネットワーク」、「VGAドライバー」及び「マウス」とかの入力・通信・画面系です。サウンドとかは結構な高い確率でWindows 10にアップグレード中に勝手にインストールしてくれますので。

最後に

どのオペレーティングシステムももしアップグレードという人間でいえば手術的なアプローチを行った場合、できればアップグレード後に再インストールをしてください。Windowsの場合に限定しますとアップグレードしたWindowsはどのバージョンでも非常に高い確率で不都合を起こします。

その不都合もピンキリですがスタートメニュー(田)がクリックしても開かなくなったりする事から最悪の場合BSOD(Blue/Black Screen of Death)の画面で作動しなくなったりする事です。作動できたとしてもWindowsが実用に耐えられないかの如く遅くなったりすることもしばしば。

なので、Windowsはアップグレードではなく新規クリーンインストールをする事が一番です。(無料期間にWindows 7/8/8.1からWindows 10へアップグレードした人はWindows 10へアップグレードが完了して使えていればWindows 10のDVD/USBからシリアルキー無しでインストールすれば問題なくライセンス認証されます。)

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