IP電話も個人で使う家はあまりないと思います。なぜなら一般の電話と比べてワイヤレスではなく有線が基本ですから。
ただ、自分のようにIP電話を家庭で使う場合、普通の非IP電話と違っていろいろと利点が有りよいものです。
IP電話といえば企業で使うものと考える人は多いと思います。実際、大多数はそうです。そして、そこで使われる構内交換機(以後PBX)も企業用が主であり、一般家庭に設置されているところも少ないでしょう。
しかし、近年パソコンをベースとしたPBXのソフトが出回っており、個人でも家庭で企業並み、そして、ちょっといじくれば、家にかかってきた電話及びかけた電話を随時録音したり、夜中には電話を受け付けないようにしたり、かかってきて欲しくない電話は遮断したりなどこんな機能があったんだ!っということまでできたりします。
ここでは、そのPBXソフトのことにはあまり触れませんが、もし試してみたい方はここ*1を見てみるといいでしょう。
では本題に。PoEスイッチ+IP電話ですが、そのままの通りです。
初めてPoE対応製品を買う、もしくは既にPoE対応製品を持っていてそれをPoEでテストしてみたい場合はPoEスイッチかPoEインジェクターを購入し試してみるのが良いでしょう。
ただし、IEEE 802.3afの規格、もしくはIEEE 802.3atの規格に準拠しているPSE(給電側)及びPD(受電側)であっても、PoEにてうまく受電ができない事がありますので、自分が持っているPDにて動作確認が取れているPSEを購入するのが良いでしょう。
基本的な構成は「PoEスイッチ+ネットワークカメラ」と同じです。
- PoE対応スイッチ x 設置台数分のIP電話 = PoEスイッチの必要最低限のPoE対応ポートの数
- IP電話+設置台数分
- 無停電装置
- IP-PBX用のサーバー
PoE対応スイッチはできれば使う以上のポート数を持った製品が好ましいでしょう。これはいうまでもなく、将来の拡張に備えてのこともありますが、何かしらの原因でスイッチのPoE対応ポートが動かなくなる可能性があるからです。
IP電話もできれば余分な台数がある方が壊れた場合にすぐに交換できるからです。
そして、この無停電装置は
- PoE対応スイッチ
- DHCPを利用しているなら、IPアドレスを発行しているサーバーかルーターに
- そして、何かしらのPBXを利用しているはずなので、そのPBXにも無停電装置を設置するのが良いでしょう。
PBX、もしくはIP-PBXはいうまでもなく、IP電話を利用するために必要。
*1 : Voip-Info.jp – http://voip-info.jp – 日本でのVoIP(IP電話)普及、そしてIP電話の資料があります。
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