Windowsが新しいアップデートをインストールする為に自動的に再起動してしまう

Windows 10 PCで作業をしていたのにいきなり再起動が始まる。そのような思いをしたことは無いだろうか?ちょっと席を立ち、コーヒーを淹れに行って帰ってきたら作業の途中なのにいきなり再起動をしていたりする。もちろん、作業中のデータは保存していない限りなくなってしまっているかもしれない。

そういうときは残念ながらWindowsがアップデートをインストールし終えるまで待つしかない。

もちろんアップデートの途中で電源を切ったり、抜いたりしたら作業ははじめから、最悪システムが壊れる可能性だってある。

目次

問題が起こる理由

この問題はWindowsアップデートが理由で起こります。Windowsが新しいアップデートをダウンロードしたとき、インストールする為にたまにパソコンを再起動しなければいけない。ただ、この再起動をする10分、15分前には必ず再起動しますからね!というメッセージは表示されるようになっている。ただ、そういうメッセージも作業中は煩わしいので適当に消して忘れてしまい、それが理由で勝手に再起動した!ということになってしまっている。

この問題はWindows 2000の頃からWindows XP, Vista, 7, 8, 10とずっと続いているものであり、アップデートをインストールしなければ既知や未知の不正アクセスやウイルス等からWindowsを守ることができないから起こっている。文句を言うならそれらウイルスや攻撃を仕掛けてくる迷惑な輩を恨もう。

問題の解決

Windows 10ではアクティブ時間という仕組みを新たに導入している。これは、Windowsがこの時間帯は絶対に自動的に再起動をしてはいけないというものであるが、不規則な時間を生きなければいけないユーザーにとっては意味のない機能である。

幸いな事にWindows 10ではこの自動的に再起動するという機能を無効化する機能が備わっている。しかし、当たり前の事だが、セキュリティーを優先するため、一般のユーザーはこの無効化の機能を知ることは無い。

この自動的に再起動をする機能を無効化した場合、ユーザーの許可が無い限り再起動をすることは無くなる。

自動的に再起動するのを防ぐ方法

この方法は自動的に再起動する機能を有するWindowsで行えます。Windows 2000 SP3以降及びWindows XP SP1以降の全てのWindows。なお、gpedit.msc及びregedit.exeにて作業する時の画面はWindows XP~Windows 10までさほど変わりませんので迷うことは無いでしょう。

二つの方法があり、どの方法でも問題なく無効化できます。

  1. グループ ポリシー エディター (gpedit.msc)
  2. レジストリー エディター (regedit.exe)

方法1:グループ ポリシー エディター (gpedit.msc)

  1. Windows+ R同時押しで「ファイル名を指定して実行」を表示し、gpedit.mscと入力後、「OK」をクリック。
  2. 「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「Windows コンポーネント」→ 「Windows Update」と掘り下げていき、
  3. 「スケジュールされた自動更新のインストールで、ログオンしているユーザーがいる場合には自動的に再起動しない」を見つけてください。Windows 10だと一覧の下の方から探した方が見つけやすいでしょう。

  4. 標準では「未構成」となっていますが、この値を「有効」にしてください。
  5. これで終了です。もし、この構成を元に戻したい場合は「未構成」に戻せばもとに戻ります。

方法2:レジストリー エディター (regedit.exe)

ホームバージョンのWindowsを利用している場合は特殊な方法を行わない限りgpedit.mscは使えないのでレジストリーエディターを用いて変更を行うしかありません。慣れていればこちらの方が早いし楽です。

  1. Windows+ R同時押しで「ファイル名を指定して実行」を表示し、regedit.exeと入力後、「OK」をクリック。

  2. 以下のキーまで行きましょう。

    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows

  3. Windows
    のキーの下に新しく「AU」というキーを作りましょう。前の画像と比べるとわかりやすいでしょう。
  4. 今度はAUのキーの右側に新しくDWORD値(32ビットでも64ビットでもどちらでも大丈夫。)にて「NoAutoRebootWithLoggedOnUsers」を作成し、値を「1」にし、「OK」をクリックすれば終了です。
  5. レジストリーエディターを終了し、Windowsを再起動すればOKです。
  6. もし、もとに戻したい場合は上記で作成したDWORD値を削除すればOKです。

 

これらを行うことでWindowsは二度とユーザーの許可なく再起動はしないようになります。

Windows XPでの画面(gpedit.msc)

基本的にWindows 10の画面とちょっと違うだけで行う事に変わりはありません。

 

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